ムダ毛の濃さにコンプレックスを抱えている方は多いのではないでしょうか。
体毛の濃さは遺伝によって人それぞれ異なりますが、実はそれ以外でも体毛が濃くなってしまう原因があるのです。
体毛が濃くなる原因が分かっていれば、普段から気をつけることができますよね。
今回は、遺伝以外で体毛が濃くなる原因と対策について詳しくご紹介します。
この記事の目次
ムダ毛が濃くなる3つの原因
体毛が濃くなる原因は「テストステロン」という男性ホルモンだと言われています。
実は、男性に比べて量は少ないですが女性の体にも男性ホルモンが分泌されています。
通常は「エストロゲン」という女性ホルモンがテストステロンの働きを抑えて体毛の発育を抑制していますが、何かしらの原因によりホルモンバランスが崩れると通常より男性ホルモンが多く分泌され体毛が濃くなってしまうのです。
男性ホルモンが増えてしまう原因は主に3つあります。
年齢
女性ホルモンが盛んに分泌されるのは、20代半ばから40代前半と言われており、40代前半を超えると女性ホルモンの分泌量は急激に減少します。
一方で女性が分泌する男性ホルモンの量は一生を通じてほぼ変化がないため、女性ホルモンが減ると男性ホルモンの働きが強く出てしまうのです。
ストレス
脳の「視床下部」という箇所は、女性ホルモンと自律神経の指令塔となっています。
視床下部が女性ホルモン分泌の指令を出すことで、卵巣から女性ホルモンが分泌されます。
それと同時に自律神経のコントロールも視床下部が行っているためストレスや不規則な生活により自律神経が乱れると女性ホルモン分泌の乱れにも繋がるのです。
また、ストレスを感じると「コルチゾール」というストレスに対抗するためのホルモンと「アンドロゲン」という男性ホルモンが分泌されます。
コルチゾールは、男性ホルモンの分泌を活発にする働きがあります。
コレステロールの減少
エストロゲンの主成分は、コレステロールです。
コレステロールとは脂質の一種で、脂肪の多い肉や鶏卵、魚卵、バターなどに多く含まれています。
ダイエットなどでコレステロールの摂取を控えているとエストロゲンの分泌も減少してしまうので気をつけましょう。
ムダ毛が濃くならないための対策
体毛が濃くならないようにするには、女性ホルモンの減少を防ぐことと男性ホルモンが増えないようにすることが重要になります。
主な対策を3つご紹介します。
良質な睡眠をとる
睡眠不足や浅い睡眠などにより睡眠リズムが乱れてしまうと自律神経の乱れにも繋がります。
上記でもご説明した通り、自律神経が乱れてしまうと女性ホルモンも乱れてしまうため7時間以上の深い睡眠をとるようにしましょう。
寝る前にスマホやテレビを見ると脳に多くの情報が入るため興奮状態になり深い睡眠に入りづらくなってしまいます。寝る前に見ることは避けましょう。
バランスの良い食事をとる
朝、昼、夜と規則正しく、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
栄養バランスの良い食事の基本は、主食・主菜・副菜を揃えることです。
主食:ご飯・パン・麺類など
主菜:肉・魚・卵・大豆製品などを使用したタンパク質を多く含む食べ物
副菜:野菜・きのこ・海藻などのビタミンやミネラル、食物繊維を多く含む食べ物
これらを意識して献立を考えると良いでしょう。
また、以下の栄養素は女性ホルモンに働きかける作用があるため、これらが多く含まれた食材を積極的に摂取しましょう。
栄養素 | 効果 | 多く含まれる食材 |
大豆イソフラボン | エストロゲンと似た働きをします。 | 大豆・納豆・豆腐など |
タンパク質 | 卵巣からエストロゲンを分泌するために必要となります。 | 卵・チーズなど |
ビタミンE | 脳から卵巣に働きかけ女性ホルモンの分泌をコントロールします。 | アーモンドなどのナッツ類など |
ビタミンB6 | エストロゲンの代謝に働きかけます。 | マグロ・カツオなど |
ストレスを溜め込まない
上記でもご説明した通り、ストレスを感じると女性ホルモンの分泌が減り、男性ホルモンの分泌が増えてしまいます。
そのため、ストレスが溜まっていると感じたら自分に合ったストレスの解消法を見つけて発散しましょう。
抑毛剤でムダ毛を薄くすることができる
上記でムダ毛を濃くしないための対策をご紹介しましたが、それに加え「抑毛剤」というアイテムを使用することでムダ毛を薄くしたり成長を遅らせたりする効果が期待できます。
抑毛剤には、エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンが多く含まれているため、男性ホルモンの働きを抑えて、女性ホルモンの働きを助ける効果があるのです。
その結果、体毛を薄くしたり成長を遅らせたりする効果が期待できます。しかし、効果は徐々に現れるため即効性はなく、完全に生えなくさせることもできません。
抑毛剤は、基本的に自然由来の肌に優しい成分を使用しているため、肌が弱い方や妊娠中の方、お子様にも使用することができます。
また、ローションタイプやクリームタイプなどがあり3,000~5,000円程度でドラッグストアや通販などで購入できます。通販の場合は、定期購入やまとめ買いで通常よりお得に購入できる場合もあります。
まとめ
ムダ毛は男性ホルモンの影響によって濃くなります。
男性ホルモンが増えてしまう主な原因は以下の3点となります。
- 年齢
- ストレス
- コレステロールの減少
また、ムダ毛を濃くしないための主な対策は以下の3点となります。
- 良質な睡眠をとる
- バランスの良い食事をとる
- ストレスを溜め込まない
それに加え、抑毛剤を使用することで更にムダ毛を薄くさせる効果が期待できます。
抑毛剤は肌に優しいため、肌が弱い方や妊娠中の方、お子様も使用することができます。ぜひお試しください。
※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。