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白髪が生えてくる仕組みと原因|若くても白髪が生えるって本当?

2024.04.20

  • カテゴリ:
  • ヘアケア 
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白髪が悩みの種という方は多いのではないでしょうか?

白髪の本数が増える度に悲しくなりますよね。

一般的に白髪は年配の方に生えるというイメージがあるかと思いますが、若い人でも白髪は生えます。

しかし、原因は年配の方とは少し違います。

今回は白髪が生える仕組みと原因を詳しくご説明すると共に、白髪を増やさないための対処方法をご紹介します。

 

白髪が生えてくる仕組み

生えている髪の色が抜けることで白髪に変化すると思われがちですが、それは間違った認識です。

実は生成されたばかりの髪は黒や茶色などの色がついておらず、全て白色なのです。

成長過程で髪の内部にあるコルテックス(髪のほとんどを占めており、柔らかいたんぱく質で構成されている)という部分にメラニン色素が取り込まれることで髪に色が付きます。

メラニン色素は毛球部にあるメラノサイト(色素細胞)という色素を生成するところで作られています。

そしてメラノサイトは色素幹細胞と呼ばれる特殊な細胞から作られていますが、この細胞の機能が何らかの原因で低下すると、メラノサイトを生成することができなくなります。

メラノサイトが無いとメラニン色素を生成することができないので、髪に色を付けられずに白い状態のまま成長してしまうのです。

これが白髪が生えてくる仕組みになります。

また、毛先の方は黒いが途中から白くなっているという場合は、メラノサイトの働きが休止したり復活したりしている状態となります。

色素幹細胞やメラノサイトの機能を低下させる原因は次の章で詳しくご説明します。

白髪を招いてしまう4つの原因

メラニン色素の生成に必要な色素幹細胞やメラノサイトの機能を低下させてしまう4つの原因をご説明します。

加齢

年齢を重ねると体内の細胞が徐々に衰えて減少してしまい、さまざまな機能を低下させます。

メラニン色素の生成に必要な「チロシナーゼ」という酵素は加齢によって減少します。これが減少すると、メラノサイトの機能が低下してしまいメラニン色素を十分に作ることができなくなります。

このような現象は大体30代後半から始まるので、それくらいの年齢から白髪が生え始めたという場合は加齢が原因であると考えられます。

加齢は生理的老化(誰にでも起こる心身の変化)なので止められないためこれによる白髪を防ぐことはできません。

紫外線

紫外線の刺激によってメラノサイトが老化すると、白髪に繋がります。

紫外線とは太陽から出ている光線のことで、肌に当たると刺激を与えたり皮膚の奥まで入り込み細胞を破壊したりする性質があります。

また、浴びすぎてしまうと体内に「活性酸素」という酸素が発生します。

活性酸素は通常細菌を殺して体内の細胞を守る働きをしますが、量が増えてしまうと体を酸化(サビ)させる過酸化脂質に変化してしまうのです。酸化した細胞は老化するため機能が低下してしまいます。

そのため、頭皮が紫外線を浴びすぎるとメラノサイトが酸化し、白髪に繋がってしまうのです。

また、老化した細胞には保湿力が無いため頭皮が乾燥して硬くなってしまいます。すると血管が圧迫されてしまい血行不良を招く恐れがあります。

血行不良がどのように白髪と関係しているのかは以下で詳しくご紹介します。

血行不良

体内の栄養や酸素は血管を通って全身に届けられるのですが、血流が悪い状態では届けることが困難になってしまいます。

髪に必要な栄養や酸素は毛根にある毛乳頭と呼ばれる箇所に送られてメラノサイトに供給されます。

しかし、血流が悪くなると血液が滞ってしまい届けることができず、栄養や酸素が不足したメラノサイトは機能が低下してしまうのです。

血行不良を招く原因はたくさんありますが、中でも代表的な原因を4つご紹介します。

ストレス

ストレスを感じると自律神経(自分の意思でコントロールができない神経)が乱れて筋肉が緊張状態になります。

筋肉が緊張すると血管が収縮し血流が悪くなってしまうのです。

また、ストレスを適度に感じるとコルチゾール(抗ストレスホルモン)の分泌が盛んになり、活性酸素が増加してしまいます。

睡眠不足

睡眠不足はストレスとなるので、自律神経を乱し血行不良を招きます。

また、睡眠不足は細胞分裂を促したり日中に受けたダメージを回復したりする「成長ホルモン」の分泌が盛んになるのですが、このホルモンは熟睡していないと十分に分泌されません。

運動不足

血液は筋肉を動かしたり体内に酸素をたくさん取り込んだりすることで循環されるので、運動不足の状態ではうまく循環されず滞ってしまいます。

喫煙

たばこに含まれているニコチンという成分は、体内に入ると血管を収縮させてしまう作用があります。

そして煙に含まれる一酸化炭素は血液の酸素運搬能力を低下させるため酸素不足になってしまいます。

その結果、動脈硬化をおこし血管が狭くなってしまうのです。

また、たばこの煙には活性酸素が含まれているので喫煙によって全身の老化をひきおこす恐れがあります。

栄養不足

髪の生成には栄養は必要不可欠なので、不足すると毛母細胞やメラノサイトの働きが低下してしまいます。

過度な食事制限やダイエット、偏食などが栄養不足を招きます。

白髪を生やさないための対処方法

白髪が生える原因が分かったら、その原因に合った対処方法で髪色を取り戻しましょう。

紫外線対策をする

頭皮に直接紫外線を当てないためにも帽子や日傘、スプレータイプの日焼け止めを使って紫外線対策をしましょう。

紫外線は日差しが強い日しか出ていないと思われがちですが、曇りや雨などの天候が悪い日も降り注いでいます。

つまり紫外線は一年中出ているため、一年中紫外線対策をする必要があります。

質の良い睡眠をとる

睡眠は長さよりも質が重要なので、質の良い睡眠をとるようにしましょう。

睡眠には以下の2種類があり、90分間隔で2つの睡眠が繰り返されています。

ノンレム睡眠⇒眠りが深く脳まで休息している状態(熟睡状態)

レム睡眠⇒眠りが浅く脳が起きている状態

ノンレム睡眠が深い状態が質の良い睡眠となります。

スマホやパソコンなどの明るい画面を寝る前に見ると画面から出ている光刺激によって脳が覚醒されて眠りが浅くなってしまうので、質の良い睡眠をとるためにも寝る前の使用は控えましょう。

また、私たちは睡眠促進ホルモンの「メラトニン」が分泌されることで眠くなるのですが、実はこのホルモンには活性酸素を中和する働きがあります。

自然な眠りを誘うためにも、ゆっくりと湯船に浸かり体温を上げましょう。お風呂から上がって寝るまでの間に徐々に体温が下がることで眠気を感じやすくなります。

血流を良くする

血行不良が起きた原因を改善して血行を促しましょう。

  • ストレスを溜めないで発散する
  • 禁煙する
  • 運動をする
  • 頭皮マッサージで頭皮の筋肉を解す

栄養を考えた食事や白髪に効果的な食品を摂取する

毛母細胞はメラノサイトを正常に働かせるためにも、栄養を考えた食事を一日三食とるようにしましょう。

また、白髪の改善にはメラニン色素の原料となるチロシンやメラノサイトを活性化させるような以下の食べ物を積極的に摂取してください。

ヘアカラー

ここまでご紹介した対処方法には即効性がありません。今すぐ白髪を無くしたいという場合はヘアカラー(白髪染め)をオススメします。

しかし、カラー剤は刺激が強く肌に触れると炎症をおこす恐れがあるため、自分で染めずに美容院でプロに染めて貰いましょう。

まとめ

白髪が生える仕組みや原因は分かりましたでしょうか?

生え始めたばかりの髪は白く、成長過程でメラニン色素が髪の内部に送られることで黒や茶色などの色が付きます。

しかし、血行不良や加齢、紫外線の浴びすぎが原因となりメラノサイトの機能が低下するとメラニン色素の生成ができず髪が白いまま成長してしまうのです。これが白髪が生えてくる仕組みです。

白髪を招いた原因を改善して、メラノサイトを正常に働かせましょう。

まだ白髪生えていないという方も油断せず、一度自分の生活を見直してみましょう。

 

 

※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。