オーガニック歯磨き粉を使用したことはありますか？

オーガニック歯磨き粉とは天然由来の成分（植物や動物から抽出した成分）で作られた歯磨き粉のことです。

市販の普通の歯磨き粉は刺激性のある化学物質がいくつも含まれています。

また、そのほぼ全てに合成界面活性剤（水と油など本来なら混ざり合わない性質の異なる物質を馴染ませ混じりあうことが出来るように人工的に合成された物質）が配合されています。

その成分によっては皮膚障害やアレルギー、発がん性の恐れもあると言われています。

それに比べオーガニックの歯磨き粉は天然由来の成分を使用しているので、体に良いと言われており赤ちゃんや小さなお子様、妊婦さんでも安心して使用することが出来ます。

体に優しいオーガニックの歯磨き粉を使いたいが、歯を白くしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

実はオーガニックの歯磨き粉でも、歯を白くするホワイトニング効果をもつ商品があります。

今回はオーガニックでホワイトニング効果をもつ歯磨き粉についてご説明します。

ホワイトニング効果があるオーガニック歯磨き粉と一般的なホワイトニング歯磨き粉の違い

オーガニック歯磨き粉とは天然由来の成分で作られた、歯や体に優しい歯磨き粉です。

歯磨き粉は毎日口に入れるものなので、安全なものを使用したいということから注目されています。

安全で更にホワイトニング効果があったらいい、なんて思ったことはないでしょうか。

実はホワイトニング効果が期待出来るオーガニックの歯磨き粉は存在します。

この章では、ホワイトニング効果のあるオーガニック歯磨き粉と一般的なホワイトニング歯磨き粉との違いについてご説明します。

泡立たない

オーガニック歯磨き粉の一番の特徴としては、泡立たないことです。

一般の歯磨き粉に入っている発泡剤（泡を生じさせるための薬品）が使用されていません。

泡立ちがないと磨きにくいと思う方もいると思いますが、泡立つことで歯磨きをしっかりとした気分になりブラッシングの時間が短くなってしまいがちです。

また、刺激性のある化学物質がいくつも含まれているため、口の中が刺激され長時間のブラッシングが難しくなります。

オーガニック歯磨き粉は泡立たないため、歯磨きに時間をかけてしっかりと磨くことが出来るのです。

使用されている研磨剤の種類

研磨剤とは歯の表面を削り付着した汚れを落とす効果があります。

一般的なホワイトニング歯磨き粉に使用されている研磨剤はとても強力ではを守る役割をしているエナメル質まで削ってしまうのです。

エナメル質が削れてしまうと、歯茎にダメージを与えてしまい知覚過敏や虫歯などの原因になります。

下記は一般的なホワイトニング歯磨き粉に含まれている代表的な研磨剤です。

• リン酸水素カルシウム
• ピロリン酸カルシウム
• 酸化チタン
• マイクロクリスタリンワックス
• 含水ケイ酸
• 水酸化アルミニウム
• ヒドロキシアパタイ

ホワイトニング効果があるオーガニック歯磨き粉に含まれている代表的な研磨剤はシリカと言います。

本来シリカは研磨力が強く、一般的な歯磨き粉にも使用されていることがあります。

オーガニック歯磨き粉で使用される場合は、微粒子にして配合されていることがほとんどです。

そのため、しっかりと汚れを取り除きながらも歯のエナメル質を傷つけにくく、優しく磨くことが出来るのです。

また、シリカは歯のカルシウム密度を高める効果があるため、歯の内側と外側から強化して虫歯予防にも有効的です。

天然由来なので誤って飲み込んでも大丈夫

一般的な歯磨き粉には化学物質が多く含まれているのに対し、オーガニック歯磨き粉は天然由来のため、誤って飲み込んでしまっても体に害を及ぼすことはありません。

一般的なホワイトニング歯磨き粉に比べて値段が高めではありますが、赤ちゃんや小さなお子様、妊婦さんは試してみる価値はあるでしょう。

まとめ

ホワイトニング効果があるオーガニック歯磨き粉は、歯を傷めにくく天然成分でホワイトニング効果が期待出来ます。

知覚過敏や虫歯の予防の場合は、オーガニック歯磨き粉が適していますが、既に知覚過敏や虫歯になってしまっている場合の治療は天然成分では効果があまり期待出来ません。

その場合は、歯科医院にご相談いただくことをおすすめします。

オーガニック歯磨き粉にも、化学物質を使用した歯磨き粉にもメリットとデメリットがあります。

自分の歯の状態や目的に合わせて選ぶことが大切です。