歯を白くするホワイトニングには様々な種類があることをご存知でしょうか?
歯科医院で行うホワイトニング、サロンなどで行うセルフホワイトニング、市販のホワイトニンググッズを用いて自宅で行うホワイトニングなどがあります。
しかし、歯科医院で行うホワイトニング以外の大半が漂白効果はなく、歯の表面のステイン(着色汚れ)を落とすだけの施術となります。
なぜなら日本では漂白効果がある薬剤を扱えるのは、歯科医師または歯科衛生士のみだからです。
そのため、一際白い歯を手に入れたいのであれば、歯科医院で行うホワイトニングをおすすめします。
歯科医院で行うホワイトニングは3種類あります。
1.歯科医院で歯科医師に施術をしてもらうオフィスホワイトニング
2.歯科医院でマウスピースと薬剤をもらい自宅で行うホワイトニング
3.オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行して行うデュアルホワイトニング
今回は、この3つのホワイトニングの施術方法やメリット・デメリットなどについてそれぞれご説明していきます。
この記事の目次
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で歯科医師に施術してもらうホワイトニング方法です。
過酸化水素や過酸化尿素といった漂白成分を使用しておりこれらの成分は、エナメル質だけではなく象牙質(歯の内部)の着色も分解し無色化することで歯を白くする効果があります。
また、他のホワイトニングと比べて薬剤の濃度が濃いため、ホワイトニング効果を実感するまでのスピードが早いと言われています。
オフィスホワイトニングの施術方法
オフィスホワイトニングは高濃度の薬剤を使用するため、歯科医師または歯科衛生士が施術を行います。
まずホワイトニング前にクリーニングを行います。
歯茎、舌、唇など歯以外に薬剤が付着することを防ぐために、専用の保護材で保護します。
歯面に薬剤を塗布し、専用のランプで光を当てることにより薬剤の効果を高めます。
また、施術時間は1~2時間程度です。
オフィスホワイトニングの費用
オフィスホワイトニングは美容目的のため、健康保険が適用されません。
そのため歯科医院によって費用は大きく異なり、1回10,000~70,000円程度となります。
オフィスホワイトニングのメリットとデメリット
【メリット】
- 施術当日からホワイトニング効果を実感できる
- 歯科医師または歯科衛生士が行うため、ムラなく綺麗に仕上がる
- ホワイトニング前に歯のクリーニングをしてもらえる
【デメリット】
- 薬剤の濃度が高いため知覚過敏になる恐れがある
- ホームホワイトニングに比べて費用が高額
- ホワイトニングの持続力が低いため色戻りが早い
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、歯科医院に通わず自宅でマウスピースと専用の薬剤を用いて行うホワイトニング方法です。
使用する薬剤は歯科医院で処方してもらい歯科医師の指導のもと行います。
薬剤の成分はオフィスホワイトニングと同じく過酸化水素や過酸化尿素が使用されますが、ホームホワイトニングの場合は濃度が低くなっています。
ホームホワイトニングの施術内容
ホームホワイトニングは、歯科医院で製作した専用のマウスピースに薬剤を流し入れて1日2~4時間歯に装着します。
マウスピースを使用後は、清潔を保つために水洗いし乾燥後に専用のケースで保管しましょう。
ホームホワイトニングの費用
ホームホワイトニングは美容目的になるため、健康保険が適用されません。
歯科医院によって異なりますが、マウスピースと薬剤で15,000~30,000円程度です。
薬剤を追加購入する場合は、1本約3,000~になります。
ホームホワイトニングのメリットとデメリット
【メリット】
- 何度も歯科医院に通院しなくて良い
- オフィスホワイトニングに比べて費用が安価
- ホワイトニングの持続力が高く色の後戻りが遅い
- 薬剤の濃度が低いため知覚過敏になりにくい
【デメリット】
- ホワイトニング効果を実感するまでに時間がかかる
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2つウィへ行こうして行うホワイトニング方法です。
2つの方法を組み合わせることで、それぞれのメリットを打ち消すことができます。
即効性があるオフィスホワイトニングで歯を白くし、ホームホワイトニングで後戻りを抑えることができるため理想の白さに近づけます。
デュアルホワイトニングの施術内容
歯科医院でオフィスホワイトニングを行ったあとに、自宅でホームホワイトニングを行います。
一般的には、オフィスホワイトニングを1回、ホームホワイトニングを2週間行います。
デュアルホワイトニングの費用
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行うため、価格が50,000~100,000円程度と高額になってしまいます。
歯科医院によってはセット割引などを行っている場合もあります。
デュアルホワイトニングのメリットとデメリット
【メリット】
- オフィスホワイトニングを行うことで漂白効果が高くなる
- オフィスホワイトニングは色の後戻りしやすいが、ホームホワイトニングを行うことで色の後戻りが遅くなる
- ホームホワイトニングを行うため、歯科医院への通院の回数が減る
【デメリット】
- オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを行うため、費用が高額になる
- 薬剤を頻繁に使用するため知覚過敏になりやすくなる
まとめ
歯科医院で行うホワイトニングは、漂白効果がある過酸化水素や過酸化尿素を用いて歯を白くしていきます。
オフィスホワイトニングは、施術当日から効果を実感できるため即効性を求める方におすすめです。
ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングのように即効性はありませんが、ゆっくりと効果が現れ色戻りしにくいため、長く効果を維持したい方にも良いでしょう。
デュアルホワイトニングは、漂白効果が強く持続力も高いので、即効性があり白い歯を長く維持させたい方におすすめです。
※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。